デイトラWeb制作、私はこうして挫折しました。

学び

収入がなかなか増えない中で、「少しでも家計の足しにしたい」「将来が不安だから副業で備えたい」そんなふうに思っている方はきっと多いのではないでしょうか。

特に、子育てや家庭との両立、外での仕事が難しい状況にある方にとって、在宅ワークやWeb系のスキルは、興味のある選択肢の一つかもしれません。

そんな中で、「デイトラ」というWebスキルが学べるオンラインスクールにたどり着いた方もいるのではないでしょうか。

実際に「デイトラ 体験談」と検索してみると、目に飛び込んでくるのはキラキラとした成功ストーリーばかり。

でも、今回私が書こうと思ったのは、「挫折体験談」です。

成功談はたくさん見かけるのに、失敗談や途中でやめてしまった話って、あまり表に出てきませんよね。
やっぱり、ちょっと恥ずかしかったり、自分の中で整理がついてなかったりするからだと思います。
私も正直、書くのに勇気がいります。

だけれど、つまずいたからこそ見えたこともあるし、挫折した経験が、誰かにとってのヒントになるかもしれないと、そんな気持ちで、今この記事を書いています。

この記事は、挑戦する方を止めるためのものではありません。

どうか安心して読み進めていただければと思います。

そして、挫折を経験していたり、「やってみたけど上手くいかなかった…」と感じたことがある方の、共感や安心につながれば嬉しいです。

この記事を特に読んでほしい方
  • デイトラなどのWebスクールを受講しようか迷っている方
  • Web制作や在宅ワークに興味があるけど、自信がない方
  • 一度は挑戦したけれど、思うように続けられなかった方
  • 「みんなうまくいってるのに、自分だけ挫折した…」と感じている方
  • 「もう一度、あらためて向き合ってみたい」と思っている方

一つでも当てはまる方がいたら、ぜひ最後まで読んでみてください。

デイトラWeb制作コースを受講しようと思ったきっかけ

まずはじめに、デイトラWeb制作コースを受講しようと思ったきっかけは?

当時の私は、すでに個人事業主として在宅で「経理代行」や「求人管理・SNS運用」といった仕事を請け負っていました。

経理の業務は月末月初に集中することが多く、忙しい時期はあるものの、月の中頃には時間ができる日もあって、「なにか学んでみたいな」という気持ちが、自然と芽生えてきました。

収入の幅を広げたいと思っていたのもひとつです。

そんな中で思い浮かんだのが、以前から興味があったWeb制作
「スキルを身につけて、副業にできたらいいな」そんな甘い気持ちからのスタートでした。

実は、全くの初心者というわけではなく、HTML/CSSを独学で少しかじった経験があったり、WordPressでブログをつくったこともありました。
とはいえ、自己流で止まっていた部分も多く、「しっかりと体系的に学び直したい」という思いがありました。

そんなときに目に留まったのが「デイトラ」でした。
X(旧Twitter)では、デイトラ受講生の投稿をよく見かけていて、実際に仕事につなげていたり、日々の学習を継続して発信していたりと、とても前向きな印象を受けました。

当時「これができたら理想的だな」と思い描いていた未来像は?

当時の私は、経理の仕事をメインにしながら、自分のペースで副業をして月に5万円くらいのプラスの収入が得られたら理想的だな、と思っていました。

家でできる仕事を少しずつ増やしていけたら、生活のゆとりにもなるし、何より安心感につながる。
そんな風に思っていました。

それに、やっぱりクリエイティブってかっこいい!「Webデザイナー」っていう肩書、かっこいい!!
実際におしゃれなサイトを作れるようになったら、ワクワクする未来が広がっているような気がしていました。

そんな理想を膨らましながら、受講をスタートしました。

学習中のリアル

最初の印象はどうだったの?

「これなら私にもできるかも!」
それが、デイトラWeb制作コースを始めたときの率直な印象でした。

カリキュラムはとても充実していて、単なる技術の習得だけでなく、「実務を想定したステップ」がしっかり組まれていました。

ただ作るだけじゃなく、現場でどう使うのかまで考えられていて、ひとつひとつ課題を進めるごとにスキルアップを実感できそうな、そんな道筋が用意されていました。

そして何より、受講生同士の交流が思った以上に活発だったことに驚きました。

オンラインのスクールなので、「一人で淡々と進める」というイメージがあったのですが、X(旧Twitter)を中心に進捗報告や感想、つまずきポイントなどをシェアしている人がたくさんいました。

「今日はここまで進んだ!」「このエラーでハマってます(泣)」など、リアルな声が飛び交っていて、一人じゃないと感じられたのはとても心強かったです。

スタートラインが近い人も多く、自分も頑張ろうと自然に思えながら進めることができました。

そうなんだね!

じゃあ「ちょっと無理かも…」と感じ始めたのはいつごろだったの?

初級編までは、約1ヶ月ほどで完走しました。
「このまま順調にいけば、半年後には仕事につなげられるかも…!」そんな期待を胸に、学習に前向きに取り組んでいました。

実際、初級編の中で作ったポートフォリオサイトに、中級編で学んだ知識を反映させて、デザインや構成をブラッシュアップしていきました。

カリキュラムを一つひとつ丁寧に取り組んでいけば、ただ作るだけじゃなく「中身も伴ったポートフォリオ」に成長させることができるんだと実感しました。

📌 実際に作成したポートフォリオはこちら

PORTFOLIO
さゆりのポートフォリオサイトです。

「しっかり学べば、ここまで作れるんだ!」と、達成感もありました。
手応えを感じられたことは、自信にもつながったし、何より自分が作ったものが形になるのは嬉しかったです。

ですが、悩み始めたのは中級編の最終課題に入った頃

難易度がぐんと上がり、それまでサクサク進んでいたスピードががくんと落ちました。
「もう無理だぁ…」そんな風に思いながらも、初級編を復習してみたり、メンターへの質問回答を検索してみたりしながらくらいつき、なんとか完成させることができたのですが…

カリキュラムを進めるにつれて、だんだんとよりリアルな現場情報や「仕事にするために必要な行動」に触れていくようになります。

営業力、コミュニケーション力、そしてスピード感。

「技術を身につけるだけじゃダメだ…」
「フルリモートで、未経験から仕事をとるって、想像よりずっとハードル高い…」

そんな不安が、じわじわと心に広がっていきました。

そして、決定的だったのは、自分の「気持ちの揺らぎ」です。

「本業の経理の仕事も好きだし、手放したいわけじゃない」
「上を見ればきりがないこの世界で、“副業感覚”では甘かったかもしれない…」

気づけば、最初に描いていた理想像と、現実のギャップに戸惑いを感じていました。

挫折の瞬間

「もうやめよう」と思ったタイミングはいつ?

実は、学習が一番しんどくなっていたころ、本業の経理でもちょっとした転機がありました。
それをきっかけに、「この先、自分はどう働いていきたいんだろう」と改めて考えるようになったんです。

いろいろな求人を見ながら、自分の中で譲れない条件が見えてきました。

  • フルリモートで働けること
  • 正社員としての安定性があること
  • 月給25万円以上

この3つを満たす求人を探したときに、自分のスキルや経験でマッチするのは、Web制作の仕事では見つかりませんでした。

「副業でWeb制作をやってみたい」という軽い気持ちではじめたはずが、気づけば「仕事にしないと意味がない」と思い込んでいたのかもしれません。
でも、いざ現実と向き合うと、今の自分にはまだ足りないものが多いと感じざるを得なかったんです。

たくさん悩み、行きついた先は

「今はまず、本業にしっかり向き合おう!
器用貧乏になって中途半端になるより、いったん立ち止まって考えよう。」

でした。
そう決めて、Web制作の道は一旦、ストップすることにしました。

罪悪感はなかったの?

正直、ずっと悩んでいました。

「このまま続けたほうがいいんじゃないか」
「やめたら、せっかく積み上げたことが無駄になっちゃうんじゃないか」

また、一度リモートの働き方を手放して、外に出て経験を積むことも、将来のためになるんじゃないか。
挑戦するなら今、30歳の今がラストチャンスかもしれない。

ずっとモヤモヤしながら、自分なりに答えを探していました。

そして、私の躊躇ポイントとして、「ゴールが見えにくい」「選択肢がいくつもあって迷ってしまう」と言う部分が大きく、このまま続けていく選択を出来ませんでした。


罪悪感がゼロだったわけではないけれど、それ以上に「このまま迷いながら続けるより、いったん立ち止まって軌道修正する方が、自分には合っている」と思えるようになったんです。

「挑戦してよかった」と思える今

挫折後、自分の中で何か変わったことはある?

結果として、私はWeb制作を仕事にはしませんでした。でも、挑戦したことを後悔はしていません。

最初はどうしても、「ちゃんと学んで」「ちゃんと稼がないと」「仕事にしないと」って、気負っていました。
でも、すこし離れてみて気づいたことは、

無理に仕事にしなくてもいい。
好きだから学べた。好きと思えているうちは、たとえ細々でも続けていれば、いつか何かにつながるかもしれない。

ということです。
学んできたことも、自分の中では「無駄ではなかった」と思えるようになり気持ちが少し軽くなりました。

「もう一度やるとしたら、こうすればよかった」と思う点はありますか?

もし、もう一度やるとしたら
最初から「副業で月5万円稼げたらいいな」なんて軽く考えて始めなかったと思います。

もちろん、不可能ではないと思いますが、
時間もエネルギーもそれなりに費やす必要があるし、「スキルがある=仕事になる」ではない現実もあります。

フリーランスや在宅副業の道は、思っているよりずっと甘くない。
もし本気で目指すなら、「副業のひとつ」としてではなく、しっかり覚悟をもって取り組むべきだったなと感じています。

今、もやもやしているあなたへ

「やってみたけど続かなかった」
「理想と現実のギャップに疲れてしまった」
そんなふうに感じている方がいたら、ぜひ伝えたいことがあります。

あなただけじゃない!!そして、
挑戦したこと自体が、もうすでに価値のある一歩です。

向いてなかった、じゃなくて
「やってみたからこそ、今の自分にとっての最適が見えた」
そう考えることもできると思います。

…と、この言葉は自分自身に向けてのものでもあります。
私は挫折したけれど、挑戦した日々を無駄だとは思わないようにしています。
きっと、同じように道半ばで立ち止まった人も多くいるはず…

もしあなたが「自分ならできる」と思えているなら、迷わずその気持ちを信じて進んでください!
そして、もし今は少し休みたいと感じているなら、それも大切な選択だと思います。

違う道を選んでも、歩みを止めたとしても、それぞれの場所で、ちゃんと頑張っている。

そんな思いで、お互いこれからも、こつこつと前に進んでいけたらうれしいです。

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