簿記2級の勉強法と活かし方

学び

在宅ワークを目指す中で、資格取得が大きなきっかけになったことは、以前の記事でも少し触れました。
その中でも今回は「簿記」について、もう少し深く書いてみようと思います。

実は以前、簿記2級についてまとめた動画をYouTubeにアップしたところ、ありがたいことに 5万回以上 再生されています。

自分のための備忘録的なつもりで作ったものだったのですが、思った以上にたくさんの方に見てもらえて、とても驚きました。

📺 簿記2級の勉強法まとめ動画はこちら

簿記は在宅ワークに限らず、働き方やお金に関わる知識として、今でも需要の高い資格だと感じています。

動画ではざっくりとまとめているので、今回はブログでもあらためて、勉強の進め方やコツ、学んでよかったこと などを綴ってみようと思います。

なぜ簿記2級を受けようと思ったのか

正直に言うと、「これがやりたい!」という強い動機があったわけではありません。
きっかけは、宅建試験に落ちてしまったことでした。

次の試験まで1年。なにか他に勉強できるものはないかな…と考えていたときに、
「簿記3級なら1ヶ月で合格できる」という情報を目にしました。
手ごろで、実用性もありそうだし、空いた時間を埋めるにはちょうどいいかも。

そんな軽い気持ちで始めた簿記の勉強でしたが、実際に1ヶ月で3級に合格できた時は、とても嬉しかったです。

当時はちょうどコロナ禍で、家にこもりながら育児と向き合う毎日。
そんな中での簿記3級合格は、久しぶりに感じた「自分自身の達成感」でもありました。

その勢いのまま、自然と2級の勉強に進んでいました。

勉強スケジュールと使った教材

簿記2級の勉強を始めたのは、3級に合格してすぐのタイミングでした。
3級の知識が新しいうちに勢いで2級まで取ってしまいたい…!という気持ちもあり、間をあけずにスタート。

とはいえ、当時は育児中。まとまった時間がとれないことも多く、「1日2時間を目安に、できる範囲でコツコツ進める」というスタイルで進めていました。

勉強する時間を確保するために意識していたのは、「子どもが起きている時間こそ、家事をする!」ということ。
抱っこひもで子どもを抱えながら、家の中を動き回っていました(笑)

子供が寝た瞬間勉強に取り掛かれるよう、テーブルには事前に勉強道具をセットしておいたりだとか、当時はなんだか楽しんでやっていましたね。

使用した教材

私が実際に使っていたのは、以下の3つです。

  • みんなが欲しかったシリーズ(TAC出版)
    わかりやすさと網羅性のバランスがよく、初学者にも安心の一冊でした。イラストも豊富で親しみやすかったです。
  • ふくしままさゆき先生の解説動画(YouTube)
    分かりにくい論点もすっと頭に入ってくるので、繰り返し視聴していました。
  • パブロフ簿記アプリ(有料版)
    スマホで手軽に解けるのが便利。移動中やちょっとしたスキマ時間にぴったりで、反復練習にとても役立ちました。

教材はシンプルに、でもそれぞれの特徴を活かして「インプット → 実践 → 反復」という流れを作っていたのが良かったと思います。

モチベーションの保ち方

に合格するまでの道のりで、個人的にいちばん大事だと感じていたのは、「どんな勉強法か」よりも、「どう楽しく続けられるか」ということ。

どんなに良い教材を使っても、続けられなければ意味がない。
逆に、自分に合ったモチベーションの保ち方さえ見つかれば、意外と楽しく続けられるんですよね。

私が当時やっていたのが、タイムラプス勉強法です。

スマホを固定して、勉強中の様子をタイムラプスで撮影。
それをXやYouTubeに投稿して、「今日も勉強できた!」と、自分の記録を積み上げていくスタイルでした。

📺 参考動画はこちら

誰かに見てもらいたいというより、「自分がどれだけ頑張ったか」を可視化するのが楽しく、ちょっとしたゲーム感覚で続けられたんです。(ブログもこの感覚で続けています)

撮影中はスマホが使えないので、自然とスマホの誘惑もカット!
時間は短くても、ギュッと集中できる時間がつくれました。

勉強法に正解はないけれど、「自分がちょっと楽しくなれる工夫」は、合格への一番の近道だと思います。

簿記2級を取ってよかったこと、どう活かせたか

勉強を続ける中で一番うれしかったのは、「ちゃんと積み重ねた分だけ、結果が返ってくるな」と実感できたこと。

しかもそれが、ただの自己満足に終わらずに、
その後の働き方やキャリアに繋がっていったのが何よりの収穫でした。

たまたま簿記との相性が良かっただけかもしれませんが、私はその後、経理の仕事にチャレンジするきっかけとして、この簿記2級の資格を活かすことができました。
最初の一歩を踏み出すとき、「資格がある」というのはやっぱり心強かったです。

もちろん、資格を持っているだけで実務が完璧になれるわけではないですが、
「学んだことが仕事で活かせた」「実務の理解に繋がった」
そんな体験ができたのは、やっぱり簿記を勉強してよかったなと思える理由のひとつです。

そしてもうひとつ、自分でもやればできるという自信がついたこと。
これは資格の知識以上に、大きな収穫だったかもしれません。

「子育て中でも、限られた時間の中でも、工夫しながら自分も成長できる」
そう実感できたことで、在宅ワークや新しい挑戦へのハードルも、少しずつ低くなっていった気がします。

最後に、これから簿記を目指す方へ

資格取得には時間も気力もいりますが、その過程で得られるものは、想像以上に大きいです。

たとえすぐに仕事に直結しなくても、
「自分で学んだことが、自分の中にしっかり残っていく」
そんな積み重ねは、きっとどこかで活きてきます。

これから勉強を始める方も、焦らず、自分のペースで進めていけると思います。途中で壁にぶつかることもあるかもしれませんが、その時こそ自分を信じて一歩踏み出してみてください。どんな小さな努力でも、確実に積み重なっていきます。

私の体験が、これから学ぶ方の少しのヒントになればうれしいです。

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